実家にて。暖房一つない床の間で大の字に寝そべり、自分の脇や股やわき腹に猫が添い寝してくるのを待とうと試みた夫。猫たちは寒かったせいか、誰一匹床の間には寄り付かず、茶の間のコタツで丸くなっていることに気づかない夫に、それを教えてあげるタイミングを見計らっていたら、えらい大きなくしゃみが聞こえてきた。寒いものな。
その後コタツに戻ってきた夫は、おやつに出された塩大福を食べていたんだが、なんかしら美味そうな雰囲気を感じ取ったのか、猫たちがわらわらとこたつから出てきて夫を取り囲み、猫フックだか猫パンチだかで「おらおら、よこせ」とばかりに彼の手元を攻撃しまくり、終いにははなちゃんにひとくち分を強奪されてた。大福にはその食い跡がぐっちゃりと残され、それを見た母上は「その部分を除ければ、まだ食べられるわよ」などとテキトウに慰めていたのだけども、夫はそんなことはちっとも気にせずにというか気にならないらしく、はなちゃんの歯形もろとも完食していた。おおらか。

最近見たDVDリスト

キンキーブーツ [DVD]

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アドレナリン [DVD]

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ビッグ・リバー [DVD]

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そっぽを向くはなちゃん。

柔いニャン毛が家中に舞っているためコロコロの消費量がやたらと増えたり、掘り炬燵では四隅にそれぞれ一匹ずつ丸まっているので、人間の足の置き場に困ったりの実家にて。猫四兄弟とは週一ペースで顔をあわせているというのに、そのうちの一匹(はなちゃん)は最近、やたらと私をよその家の人扱いしてくれるので傷つく。逃げないでさあ、もっとそばへ!
自分からグイグイと猫たちに近付き戯れる夫と、あちらから寄って来るのを待つ私。攻めの夫から見ると待つ女な私は積極性に欠け、「口では猫好きと言うが、本当のところそんなに好きではないんじゃないか」という風に見えるらしい。実に不本意。というか、めで方は人それぞれなのだからほうっておいてほしい。

ゆれる [DVD]

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数日前にDVDで借りて観て以来、どちらとも取れそうなラストシーンについて考えるともなく考えていて、就寝前の暗がりの中でふと「ねえ、あの後どうしたと思う」などと夫に尋ねたりしている始末。行っちゃったんじゃないのと答える夫と、帰ったらよいのにと思う嫁。
シュレック3 スペシャル・エディション [DVD]

シュレック3 スペシャル・エディション [DVD]

夫が買って来たDVDを鑑賞。楽しく観れた。一番ツボにはまったのは、クッキーマンが走馬灯のようにその半生を振り返るシーンで、観終わった後にもう一回そのシーンだけ引っぱり出してみなおしてしまった。(二度目は一度目ほどインパクトはなかったけども)

実家へ行くと、母上から髪を染めてくれと頼まれた。同行した夫が車を洗っている間、刷毛を片手に薬剤を塗りたくることにしたんだけども、年相応な感じに乏しくなった母上の御髪をみていたら「老けちまったね、おっかつぁん……」と、なんともいえないしょんぼり感に包まれた。明日(とは言わないまでも数十年後に)はわが身ではあるのだけれど。
帰り際、家庭菜園でとれた里芋と大根、ねぎを貰う。そんなに要らないと言ったのに、ごろごろと大量の里芋一袋。全部煮て食えばいいのかこれ。というか里芋は、茹でた時に出るあの透明な粘り気物質がエイリアンのよだれっぽくて、ちょっと苦手。調理が。食べるのは得意。

夫が会社のおばちゃんから貰ってきた栗の使い道に悩む。あまり好きではない食材なので、それを使ったメニューといっても思い浮かぶのは栗ごはんぐらいのもの。なんにしろまずはこいつの皮をむいてやろうと思い立ち、全部むき終わってみて気づいたんだけども、こいつらは生栗じゃなくて甘栗だったみたい。どうもベタつくし黒いし食ってみたら甘いし、ヘンだと思った。というか栗ごはんどうしよう……と、あわててググってみたらば、甘栗でも作れるとのことで、ひと安心。あまり食べたくはないけど。

昨夜の夕飯は、貰い物の明太子をおかずに白飯2杯を平らげた。美味過ぎて幾らでも食えそうだったが、自分の腹回りを見下ろしため息を吐き自粛。「よーし、また明日食べよう!」と、残りを楽しみに取っておくことにした。でもその数時間後、どう考えてもその絶品明太子が原因としか思えないゲボがあとからあとから込み上げて来て、そのゲボに含まれる酸の成分が強すぎるあまり歯が溶けるんじゃないかって心配になって真夜中なのに何度も歯を磨いたり、ある程度の量のゲボを出し終え横になろうと戻った布団ですやすや眠る(ナマモノ嫌いで難を逃れた)夫の顔がものすごく憎たらしく見えたりしたので、こいつ(夫ではなくて明太子)に未来はない!