実家へ行くと、母上から髪を染めてくれと頼まれた。同行した夫が車を洗っている間、刷毛を片手に薬剤を塗りたくることにしたんだけども、年相応な感じに乏しくなった母上の御髪をみていたら「老けちまったね、おっかつぁん……」と、なんともいえないしょんぼり感に包まれた。明日(とは言わないまでも数十年後に)はわが身ではあるのだけれど。
帰り際、家庭菜園でとれた里芋と大根、ねぎを貰う。そんなに要らないと言ったのに、ごろごろと大量の里芋一袋。全部煮て食えばいいのかこれ。というか里芋は、茹でた時に出るあの透明な粘り気物質がエイリアンのよだれっぽくて、ちょっと苦手。調理が。食べるのは得意。