CSで見た

田中麗奈ちゃんを未だになっちゃんと呼ぶ人。それは私。主人公の盲目女子ミチル(なっちゃん)と青年アキヒロ(チェン・ボーリン)はどちらも静かな人なのに、ビリビリと伝わってくる色んな感情(主に負の方向の感情)はとても強くて、見てるこちらまで思わず凹んだりした瞬間もあった。途中、トイレに立つのを我慢して最後まで鑑賞。(うちには録画装置はない)期せずしていい映画を観られた!よかった!
アキヒロの勤務先における人付き合いの下手さ加減は、とても他人事とは思えない気がしたんだけども。案の定、横で一緒に見ていた夫から「社会人っていうのは付き合いも仕事のうちでさ。人間関係が円滑なら仕事もよくまわるんだよ。わかったかい?」などともっともらしい助言とともに頭をバシバシ叩かれた。お前は松永か。
犬神家の一族 通常版 [DVD]

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1976年公開判を知らなければ、このなんともいえない物足りなさは感じなかったんだろうと思う。たとえば、松子奥様を演じた富司純子さんは上品ではあるけれど、体格が薄い所為か風格も薄いような気がして仕方なかったり。石坂さんが悲しいぐらい老けていたり、警部さんの眉毛が薄すぎて眉墨でがっしり描かれているのが切なかったり、松嶋さんがでか過ぎたり……いろいろいろいろ。