みあげる三匹。

実家の猫たちのうち三匹は、見た目がそっくりで見分けがつけ難く、今まではシッポのかたちで識別していた。なので、シッポが隠れているときなどはテキトウに呼びかけるしかなく、それでは彼らは一向に自分の名前をおぼえられないだろうと思い、四匹にそれぞれ色違いの首輪をつけることに。
でもいざ着けてみたら、ものすごく嫌がられた。というか、連獅子みたく首をぐるんぐるんまわして取ろうとするものだから、なんだか申し訳ない気持ちになった。どうか早く慣れて、おくんなまし。
猫たちとのふれあいもそうだが、そういえば夫は嫁の実家を訪れるたびに必ず洗車をしている。今日などはクソ暑い中、数時間にわたって作業を続けたりして、もしやこいつ、洗車それ自体が訪問目的じゃないか……などと勘ぐられてもおかしくない勢いだったのだけれども、本当のところどうなのかしら。まあ、気にしても仕方ないか。