父と夫とともに、田舎ならではの「五軒組」と親戚の皆さんのお宅へ結婚報告の挨拶に。
そういう社交があまり得意でない夫が、もし事前にこの予定を知ったなら逃げてしまうのでは?と危惧した嫁と父。思案の末、ここはひとつ毎年の恒例行事(田植え)にかこつけて家に招き、ついでな感じでまわらせたらいいんじゃね?と、おしるしに配る名入りタオルを本人に代わってこっそり発注したり、準備万端な感じで当日を迎える。
なんだかんだで大人しくタオルを配ってまわった夫はえらかったけれど、帰宅後、嫁に「こういうウソはダメ!ゼッタイ!」と、懇々と説教。しばらく根に持ちそうな気配。
実家は着実に猫屋敷へまっしぐら状態で、たまに帰る私のことを「おまえ誰よ」と言わんばかりにふてぶてしい顔とポーズでもって迎える野良猫が4、5匹暮らしている。おまけに先日、この野良のうちの一匹が産んだと思われる子猫が、壁の中からニャーニャー救出を求めてきたものだから、大工さんを呼んで居間の外壁をはがしてもらい引っ張り出したそうだ。この黒い手乗り子猫のことを、母上はクロちゃんとまるで家族のように呼んでいる。飼うんだわきっと。