芸能人の入籍届提出風景のように、夫婦二人で役所の窓口へ出向いてみたかった嫁、午前中の仕事を休ませてもらい役所へ出向く。窓口にいた職員の胸には、研修中の文字あり。「わたしをふみだいにしてりっぱなしょくいんさんになってください」なんて大らかな心境にはちっともなれず、淡々と進む手続きを神経質かつ静かに見守る。
本籍地指定のときに「この番地は既に使われておりますので、枝番号を設定しましょう。さあ、選んで!!」という小問題が発生したけれども、それ以外は順調に終わった入籍手続きと転入手続き。ついでなので公安センターにも足を伸ばし、運転免許証の変更裏書手続きをしてもらう。というか、一日で変更すべき手続き、半日でほぼ完了。うおお!できた!ああでも、夫は自分の故郷に本籍地を設定することで、免許等々の変更を免れようと目論んでいたんだろうに、結局枝番号をつけてしまったからには変更必要だよな。わざわざ遠方地に本籍地、置いた意味なくないか。
夜、帰宅した夫にそこらへんのこもごもを織り交ぜつつ入籍手続き完了の報告をしたところ、「えええええ!勝手にそんなことしたの!おそろしい子……」と、冗談なのだろうけどもしかしたら本気?と思われるような、ことを言われた。くそやろうめが。