神様から無理難題を命じられた男、
エバン(ス
ティーブ・カレル)の奮闘ぶりを描くコメディ映画。『
ブルース・オールマイティ』の脇役を主人公に据えて作った作品らしいのだが、当の
エバンがどういう役柄だったかをまったく覚えてなかった。忘れていても問題なく楽しめたけれども。
タイトルから予想していたのとは違う、え、そういう展開の話なのか?!という驚き。
物静かな
ウィル・フェレルというのも悪くないんだけど、物語も含めてなんとなく物足りない気持ちになった。flowerとflourのシーンとか、バスの中のシーンとか、時折画面上に現れる
機械的な表示とかはすごく好きなのに。
ある事情からまとまった金が必要になったス
ティーヴは、おじにそそのかされて
スペシャル・オリンピックス(障害者が参加する競技会)に出場し優勝を目論むことになったのだが……っていうドタバタコメディ。気弱でイイ人な主人公を
ジャッカスのジョニーが好演してたので驚いた。心優しいヒロインは
キャサリン・ハイグル(こわいぐらいはまってた)
少女時代の思い出話。物語とはまったく関係ないけれど、後日、思い出って美化されがちよね……っていう考え事をしていたときに、この映画を思い出し、ああ、現実のヨーコさんは
竹内結子じゃなくて
オアシズの大久保さんだったかもしれないんだな……とかいうことを考えて、ひとり笑ったりした。
第一印象はマッチョだなあ……だった。人が斬られたり飛ばされたりする様を(まるで絵画みたいだなあ……って)うっとりしつつ鑑賞。そして終いには王の男気に涙出そうに。(かたや敵国の王は、でかいドラッグ・クイーンみたいで、見るたび笑いそうに)
実話ベースでしかもそれが犯人未確定の事件のお話ときたら、これが精一杯だとは思う。物語と全然関係ないけど、トースキー刑事(
マーク・ラファロ)の相棒がERのマーク(
アンソニー・エドワーズ)だって気づいたのが、開始後だいぶ経過してからだったのは、ひとえに髪型の所為だった。